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2004/04/06

華氏451

 書物に火がついて燃え上がる温度・・・なんだそうな。

 今はもう「古典」の部類に入る、レイ・ブラッドベリ原作のSF小説の映画化作品。1966年のイギリス・フランス作品。
 書物(活字)の禁止された管理社会。書物の摘発と焼却を任務としている消防士。娯楽と呼べるものが無い世界では人はみな無機質な感じ。そんな中、一人の女教師(見習い?)と知り合った主人公が、本に興味を持つようになりやがで読書の虜となる。
 活字によっていろいろな知識を得、だんだん人間らしくなっていく主人公だけど、当然同僚に追われる羽目になる。
 
 似たような作品ではクリスチャン・ベール主演の「リベリオン」ってのがあった。これも映画、本、絵画などの感情を掻き立てるものが全て禁止された管理社会だった。
 管理する側にとっては、余計な知識を与えないほうがやりやすいのは当たり前。でもそんな世界じゃあ、人間は有機体で出来たただの「部品」。生きる意味はどこに??
 
 で、「華氏451」での主人公は追われるうちにホームレスの一群と行き会う。そこでは一人一人が「生きた書物」となっている。書物は焼かれても、それぞれが暗記することによってその「知識」を奪われまいとしているのだ。活字が無くなっても、「罪と罰」が読みたければ「人」を捜せばいいわけだ。
 しかしこの「書物」は死んでしまったらこの世から永久に失われてしまうわけで、物語中も死期の迫った老人が甥に自分の「書物」を相伝する場面があった。
 ラスト、書物の一節をつぶやきながら歩き回る大勢のホームレス。その数が徐々に増えていく・・・。

 ちょっといい話っぽいが、これはこれで薄ら寒いものを感じるのは私だけ???
 人が管理社会の「部品」から本の「器」に変わっただけのような・・・。
 どちらにしろやりすぎってのは良くないと思いマス。

 

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