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2004/09/20

「ヴィレッジ」 シャマランを探せ!?

 ウォーリーを探せじゃないんだから・・・。

 毎回自作に出演しているシャマラン監督。今回ももちろんでてます。でも、映画の雰囲気がいっぺんで台無しになるのでもう止めて欲しい。
 今回、はっきり顔が判別できる出演の仕方はしてないけど、その分「説明的セリフ」を長々としゃべってます。ほんとに止めて欲しいです。

 作を重ねるごとにテンションが落ちてきている(と私が勝手に思ってる)シャマラン作品。謎解きを期待するとえらいがっかりします。


 さて以下ネタバレ必死なのでご注意を。


 カウンセリングで知り合った犯罪被害者たちが、その中の一人の大富豪の提案で現代社会を捨て去り、広大な土地を外界から完全に隔離し、“犯罪とは無縁のユートピア”を築いた。

・・・要約すると身も蓋も無い。
 ハリソン・フォード主演の「刑事ジョン・ブック目撃者」に出てきたアーミッシュの村を思い出しちゃったよ。あれは教義によって、文明社会から離れ、厳格な規律に従って17世紀の生活様式で暮らしているが、こちらヴィレッジは年長者の心の傷と、広大な土地を隠しおおせるだけの財力を持った指導者によって文明社会から隔離されている。

 いずれ破綻するよなぁ、こういうの。
 これまでも村の掟を重視するあまり、病院へ行けば助かっていた可能性のある者や治療できたかもしれない者を放置していたフシがあるし、いずれ何らかの不満が出てくるのは必至。
 有史以前から人は何らかの「犯罪」を起こすわけだし、若者の好奇心は抑えられまいて。

 で、結局起きてしまった犯罪行為でユートピアたる村を出て“町”へいくわけだが、ここで何故盲目のアイヴィーを行かせたかだ。
 いや「愛ゆえ」なのはわかってるけど、盲目だからこそ外界に触れてもすんなり村に戻って以前と同じ生活ができるのでは??実際村の指導者であり、また広大な土地=森の持ち主である父親ウォーカーは「若者を2人つけるが(結局この2人は恐怖のあまり途中でトンズラしてしまう)、小道に出たらそこからは一人で行け」と指示してるし。娘を町へ行かせるにあたって「感情で判断した」とオヤジは言ってるけど確信犯っぽいぞ??
 
 なんにせよ「閉ざされた世界」ってのはろくなところがない。当人たちは幸せなのかもしれないけど、生活してるとはいえもはや死人と一緒。新しい知識も新しい血も入らない閉ざされたユートピア。まだ3世代くらいしか生活してない小さなコミュニティーで、知的障害者(ノア)や視力障害者(アイヴィー)が出るあたり象徴的でもある。

 違う意味でぞっとした、愛を描いたと言う割にはあまりすっきりしない映画でした。


 


 

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