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2004/11/16

「殺人の追憶」

 一気に3本観終わり、小休止。

 2003年韓国作品。1986~1991年にかけて韓国の農村部で実際に起こった未解決の連続殺人事件の映画化。
 以前見た「H」とはまったく毛色の違う、ドラマとして見ごたえのある作品でした。
 実際の事件が下地と言うこともあるのだろうけど、過度な演出は抑えて物語が進行する。

 ただひたすら事件の早期解決を望むあまり、証拠の捏造や拷問ありの自白の強要と、怪しいと思った人物を度々追い込む地元のパク刑事だが、都会から来た才気溢れる若いソ刑事にことごとく“シロ”と暴かれてしまう。
 でっち上げでもいいから、とにかく早いとこ厄介な事件を解決してしまいたいと思っているパク刑事は、最初そのいい加減さにふさわしい風貌をしているのだが、事件を追うにつれてだんだん精悍になっていく。
 一方都会派のソ刑事は、パク刑事らが犯人を“捏造”している間もこつこつと捜査を続け次第に真相に迫っていく。
 当然反目しあう2人だが、事件が度重なるうちに犯人逮捕に同じ熱意を持つようになる。

 やがて真犯人“らしき”男をついに確保したとき、2人の立場は逆転する。
 証拠が“シロ”と証明しても犯人だと確信するソ刑事は容疑者に銃口を向ける。

 本件は結局未解決なので事件はうやむやのままに終わりを告げる。
 そして数年後、刑事を辞めサラリーマンとなったパクが、昔の事件現場に何気なく足を向ける。そこであった少女に彼の他にも「この場所」に感慨深げにたたずんでいた男が居たことを聞かされる。

 「普通の人だったよ」と言うその言葉に集約されていると思う。殺人犯は何も特別なモンスターではなく、日常に埋没している普通なものだということ。

 派手さもどんでん返しもなかったけれど、結構良かった。

 短気な暴力刑事がケンカの最中に足を釘で刺され、それが元で足を切断する羽目になったのが暗示的だった。今までさんざん容疑者たちを足蹴にしていたその足が、たった一本の錆釘で切られてしまうなんて。
 因果応報とはまさにこのこと。

 前後するが
 「殺人の追憶」とはパク刑事の追憶か、それとも犯人の追憶か・・・?

 
 

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::: 殺人の追憶 ::: ポン・ジュノ/監督 ::: サスペンス・ドラマ ::: 2003-韓国 ::: ★★★☆☆ 1986~1991年の6年間に、10人 [続きを読む]

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