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2013/11/27

シタデル

イギリス特有の陰鬱とした雰囲気のサスペンスホラー。
2012年アイルランド/イギリス映画。イライジャ・ウッドを彷彿とさせる目ぢから抜群のアイノリン・バーナードが主演。

荒れ果てた郊外の街に住む夫婦。ある日妊娠中の妻が謎の集団に襲われてしまう。お腹の子供は助かったが妻は昏睡状態のまま死亡してしまう。妻の死で広場恐怖症になってしまう主人公。不安定な精神を抱えたままなんとか愛娘と暮らしていたが、やがて妻を襲ったのと同じ集団に娘が攫われてしまう。

と、ここまでだと単なるサスペンスだが、頭のイカレた神父に謎の盲目の少年、謎の集団が異様な風体の子供たちときてホラー要素も加わる。

これがまた定説なのかと思うほど画面が暗い。
曇天、電力供給が悪く停電がデフォの設定だからある意味仕方ないのかもしれないが、それにしても何も見えない。

子供というのはホラーではよく恐怖の対象になる。
大人の道理が通用しないし自分の欲望に忠実で、しかも加減を知らないから確かに始末が悪い。一対一で物理的に攻撃すればこちら(大人)が勝つのだろうが、如何せん理性とか道徳とかが邪魔をする。
本作のストリートチルドレンは、小さいうちに攫われて悪(魔)が感染した風な説明があった。刷り込みというかマインドコントロールというか、物心つく前に親元から引き離したかつてのクメールルージュのやり方のようだ。

この子供たちの目的は一切明らかになっていない。
悪魔設定にありがちな世界を悪に染めるだのそういったくだりはない。ただ暴力をふるい増殖する。
子供たちの正体については、神父の「自分が都市伝説の登場人物の一人で子供らが存在している元凶でもある」という告白がのくだりがある。悪魔だという割には物理攻撃が効くあたり、普通の人間(子供)なんだろうが、何が何だかさっぱり。

最初はへっぴり腰の主人公も、攫われた娘や盲目の少年を守るため次第に覚醒していく。
ここで目ぢから大爆発。
当初、そのでっかい目を恐怖でうるうるさせたのに、ラスト真っ直ぐ前を見つめるその目のなんと力強いことか。トミー役のアイノリン・バーナード、グッジョブです。

人間でも悪魔でもいいが理由のない暴力はやはり後味が悪い。彼らはただ「恐怖を嗅ぎつけ」襲ってくる。
巷で時々起こる通り魔も似たような感じだが、恐怖を感じる間も無くヤラれてしまうからこっちの方がもっと怖いか。

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